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■システム概要
SaaS型ERPパッケージである「SAP Cloud ERP」を会計管理、販売管理、購買管理の領域で導入。
導入にあたっては、SAP標準機能、標準シナリオに顧客業務プロセス、オペレーションを合わせる「Fit to Standard」をプロジェクト方針とし、従来のERPプロジェクトでは必須作業であった追加開発は行わない形での導入となった。
「Fit to Standard」の主なメリットは導入期間の大幅な短縮であり、追加開発に必要な要件定義~開発を行わないため、導入コストの削減ができる。
また、本番稼働後のアップグレードが容易になるため、最新のベストプラクティスの活用により、時代によって変化する業務の改革に対応できる。
SAPは「SAP Cloud ERP」を始めとするSAPクラウドアプリケーション群に組み込まれたAIアシスタント+AIエージェント(Jule)に力を入れている。
Juleにより、自然言語での対話を通じて、業務データの分析・業務実行・意思決定支援を実現できる。
株式会社M社は、既存システム(IBM AS400スクラッチシステム)から経営判断のスピード化を狙いとしたデータの一元化とEXCEL業務から脱却、またインフラを含めた基幹システムの継続的な活用を目的とし、SaaS型ERPパッケージの導入を検討していた。
3社(国産ERPパッケージ1社、外資ERPパッケージ2社)のERPパッケージを比較検討した結果、もっとも標準機能が充実し、商社への導入実績が豊富なSAP社の「SAP Cloud ERP」を選定。
また、プロジェクト費用、本番稼働後の保守コストを極力抑えたいという顧客経営層の要望に応える為、「Fit to Standard」でのプロジェクトとなった。
このプロジェクトによって、さらなる企業成長に向けた会社全体の業務改革・経営基盤強化につながり、将来的なアップグレードでAIエージェントのような最新技術による業務効率化が期待できる。
これまでの業務ごとに最適化されたスクラッチシステムから全体最適のERPパッケージを導入したことにより、会計、販売、購買のデータがSAP上で一元管理され、 業務効率化(2重入力の撲滅、ペーパーレスなど)と分析データ(事業別、営業部門別、商品別損益など)がリアルタイムで経営層が見れるようになり、経営判断のスピード化に繋がった。
また、SaaS型ERPの効果として、IT部門の運用コストが約1/3まで低減。「Fit to Standard」でのシステム構築により、導入コストの低減はもちろん、SAP標準機能を利用することによる業務の属人化解消(誰でも同じ品質のオペレーション実施)に繋がった。
また、容易なアップグレードで環境の変化に負けない持続的に活用できるシステムを導入した。
導入ベンダーとしての我々は、「Fit to Standard」に顧客を導く(SAP標準機能での顧客業務オペレーションの定着)というコンサル力が身につき、より短期でのプロジェクト期間を実現できたことは今後のご提案、プロジェクト推進にとって大きな成果となった。