開発事例

開発事例 The development achievements

AWS+他社クラウドのハイブリッド環境でのAWS環境の構築

AWS+他社ベンダクラウドのハイブリッドクラウドシステム。AWSは本プロジェクトから利用開始。
AWS環境に移行するものは主にWindowsサーバとなり、サーバ監視としてCloudWatch、バックアップ・リストアとしてAWS Backupを採用。大阪リージョンを本稼働環境、東京リージョンを災害対策用環境として構築。
AWSネットワークやサーバ構築は、CloudFormationを利用した構築自動化を実現。他社ベンダクラウドとの環境接続には、AWSサービスのDirect Connectを採用し、ルーティング設計およびリソース構築を行った。AWS環境・他社ベンダクラウド環境間のネットワーク疎通確認用にテストサーバを設置、入念な確認を行い、以降のサーバ構築をスムーズに進めることが出来た。
また、保守チームへの運用移管もスコープ内であったため、運用手順書作成の上、引継ぎを行った。

AWS+他社クラウドのハイブリッド環境でのAWS環境の構築

背景・課題

既存システムのリプレースにおける初期AWSリフト案件であるため、AWSネットワーク構成やサーバ構成等をゼロから設計・構築する必要があった。
参画グループの課題であった構築自動化を実現するため、CloudFormationを使用した構築を提案し、構築自動化を実現。
併せて、CloudFormationでの環境変更管理も実現した。グループメンバーはCloudFormation使用が初であったため、運用手順書を作成の上、各メンバーに構築手順をレクチャーし、CloudFormation実行まで習得いただいた。
また別の課題である災害対策として、AWS別リージョンに環境を構築し、サービスの継続提供を実現。本稼働環境のバックアップを使用し、速やかに業務を再開できるシステムを構築。これらも構築自動化と同様、運用手順書を準備し、各メンバーにレクチャーし習得いただいた。
併せて、災害対策用環境はコールドスタンバイ方式としコスト削減も実現できた。

得られた成果

構築自動化としてCloudFormationを提案し、レクチャーの上、グループメンバーに習得いただいた。
CloudFormation利用により、AWSネットワーク構築およびサーバ構築をテンプレート化し、構築工数削減にも貢献できた。
CloudFormationは、パラメーターのみの書き換えで流用できる形式で作成し、別プロジェクトでも使用できる構成としている。
また、CloudWatchのサーバ自動復旧機能(Auto Recovery機能)を備えることで、サービス継続性向上にも一役買えた。
災害対策においては、コールドスタンバイ方式を念頭に置いた設計を実施。スタンバイ中のバックアップは採取しない等の余剰リソースの削減を実現し、コスト削減につなげることが出来た。
各クラウド環境接続においても、AWS環境側の窓口となり、迅速な導入に貢献し、併せて、Direct Connectについての知見を広げることにも一役買うことが出来た。

開発事例一覧へ
cmkPlusロゴ

IT情報を発信するメディア

cmkPLUSへ